Linearity Curve(旧Vectornator)は、Mac・iPad・iPhone向けの無料で使えるIllustrator互換のあるベクターデザインアプリです。
プロフェッショナルなデザイン機能を搭載しながらも、初心者にも使いやすい直感的な操作性を持っていて、ロゴ、イラスト、ポスターなどのデザイン作成が可能です。
もともとは「Vectornator」という名称で開発されていましたが、2023年にブランドのリニューアルを経て「Linearity Curve」に改名されました。
有料版にアップグレードすると、画像のベクター化(オートトレース)や追加エフェクト機能が利用可能になります。また、テンプレートやフォントの種類も大幅に増え、より高度なデザイン制作が行えます。
Linearity Curveの特徴
- Illustrator互換:SVGやPDFでのエクスポートが可能
- 無料で利用可能:基本的なベクター編集ツールを使用可能
- レイヤー管理:複雑なデザインも整理しやすい
- Apple Pencil対応:直感的なペンツールとブラシツール
- AI機能(有料):画像のオートトレースや背景削除が可能
- 豊富なテンプレート:4,000以上のカスタマイズ可能なテンプレートを提供
- エフェクト機能:影やグラデーションなどの視覚効果
- 多様なファイル形式:PNG、JPEG、PDF、SVG、AI形式に対応
- クラウド同期:デバイス間でのシームレスな作業が可能
- ▲無料版は作成できるファイル数に制限あり
AIと直感的な操作が融合した次世代ベクターツール
Linearity Curve(旧Vectornator)の最大の強みは、iPadのマルチタッチ操作を最大限に活かした直感的なインターフェースと、最新のAI技術による制作の効率化です。
AIによる背景削除とオートトレース
Apple Intelligenceを活用した「AI Background Removal」機能により、複雑な写真の背景もワンタップで精密に切り抜くことができます。また、手書きのスケッチや写真をベクターデータに変換する「Auto-trace 2.0」は、アンカーポイントの数を最小限に抑えつつ、極めてクリーンなパスを生成します。
Linearity Moveとのシームレスな連携
作成したデザインは、同シリーズのアニメーション制作アプリ「Linearity Move」へ直接持ち込むことができます。レイヤー構造やエフェクトを保持したままアニメーション化できるため、静止画から動画コンテンツへの展開が驚くほどスムーズに行えます。
最新アップデート(v6.10)の新機能
2026年5月のアップデートでは、ベクター編集の自由度をさらに高める重要な機能が追加されました。
パスを直接曲げる「パスの曲げ」機能
従来のベクター編集では、ノード(点)とハンドルを操作して曲線を作っていましたが、新機能「パスの曲げ」では、パスそのものをペンや指でドラッグして直感的に形を整えることができます。これにより、ベクター編集に不慣れな人でも、思い通りの曲線を描くことが可能になりました。
スムーズコーナー半径
図形の角を丸める際、従来の単純な角丸だけでなく、より自然で滑らかなカーブ(連続性のあるコーナー)を作成できるようになりました。Apple製品のハードウェアのような、洗練されたプロダクトデザインのような質感を簡単に再現できます。
Apple Pencil Pro への完全対応
Apple Pencil Proの「スクイーズ」操作でクイックアクションメニューを瞬時に呼び出したり、「バレルロール」でブラシの角度やシェイプの回転を直感的に操作したりすることが可能です。触覚フィードバックにより、ツールの切り替えや整列の瞬間を指先で感じながら作業に集中できます。
Linearity Curveの料金プラン
Linearity Curveは基本無料で利用可能ですが、プロフェッショナル向けの高度な機能には「Pro」プランの契約が必要です。
- Free(無料): 基本的な描画ツール、制限付きのAI機能および書き出し。
- Pro(サブスクリプション): すべてのAI機能が無制限、高解像度・プロ用フォーマット(PDF/SVG等)への書き出し制限解除、クラウド同期、共同編集機能のフルアクセス。



