Prodraftsは、iPadで手書きのアイデアを広げるための無限キャンバスノートです。私自身、今でも無限ノートとして一番使っているノートアプリです。

2026年9月5日に公開されたProdrafts 5.0では、これまでの「自由に書き散らす」使い方に加えて、書いた内容を文書として整え、読み返し、外へ出すための機能が大きく強化されました。

📱Prodraftsの基本的な使い方や過去の機能を確認したうえで、ここでは5.0で何が変わったのかを、機能一覧ではなくノートを作る流れに沿って紹介します。

Prodrafts 5.0で変わったこと

今回のアップデートでは、書く、編集する、考えをまとめる、読む、録音する、発表するといったノート周りの作業がまとめて強化されています。

特に大きいのは、無限キャンバスの中に置いた手書きや画像だけでなく、見出しやリストを使った「文書」も作りやすくなったことです。

テキストを文書として整理できる

テキスト編集では、見出し、段落、リスト、ToDo、引用、コードブロック、画像、音声などを扱えます。アイデアを手書きで広げたあと、決まった内容だけを文章にまとめる、という流れを同じアプリ内で進めやすくなりました。

Markdownの読み込み・貼り付け・書き出しにも対応しています。見出しやリスト、タスク、表、引用、リンク、コードブロックを含むMarkdownを扱えるため、Prodraftsで考えた内容を別の文章環境へ渡すときにも使えます。

Word/DOCXとの連携も強化され、テキスト文書をDOCXとして書き出せます。無限キャンバスで考えたものを、提出用・共有用の文書へ近づける出口が増えました。

手書きのままでも、あとから探しやすい

手書き文字の補正、入力したテキストを手書き風に変換する機能、リアルタイム手書き認識が追加されています。手書きの気軽さを残しながら、あとから検索したり整理したりするための土台が整えられています。

図形についても、認識した図形のサイズや位置、線、塗りつぶしを後から編集できます。図形同士をつなぐ線は、オブジェクトを動かすと経路も更新され、図解やマインドマップを整えやすくなりました。

マインドマップは枝ごとの折りたたみ・展開に対応しています。最初は思いつくまま広げ、見返すときには必要な枝だけを表示する、という使い分けができます。

録音・文字起こし・AIアウトライン

録音中の音声をリアルタイムに文字起こしできるようになり、録音の検索、再生速度の変更、ノイズ低減、録音の結合、一括管理、共有にも対応しています。授業や会議の記録だけでなく、移動中に思いついたことを声で残す用途にも向いています。

長い文書からAIアウトラインを作る機能も追加されました。「簡潔」「標準」「詳細」から情報量を選び、該当箇所へ移動できます。

AIにノートを丸ごと任せるというより、長くなった記録の全体像をつかみ、必要な場所へ戻るための補助として使うのがよさそうです。生成された内容をそのまま正しいと決めつけず、元のノートと照合しながら使いたい機能です。

私がProdraftsを使い続けている理由

Prodraftsのよさは、最初からきれいな文書を書かなくてもいいところです。

たとえば、思いついた言葉、参考画像、簡単な図、リンクをひとつの無限キャンバスに置いていきます。考えが広がったあとで、ページやキャンバスを分けたり、見出しを付けたり、不要なものを整理したりできます。

私は「今年の目標」のように最初から答えを決めるのではなく、その年の自分テーマを考えるときにもProdraftsを使っています。写真や言葉を並べ、手書きで補足し、過去のテーマの隣に新しいテーマを書き足していく方法です。

この使い方では、完成した文書だけでなく、考えが変化していく過程も残ります。無限キャンバスは、情報を保存する場所というより、考えを育てる場所として使うと面白さが出ます。

まず試すなら「1枚のノートを文書にする」

5.0の機能を全部試す必要はありません。最初は次の流れだけで十分です。

  1. 無限キャンバスに、手書きで思いつきを広げる
  2. 残したい項目を見出しやリストのあるテキストへまとめる
  3. 必要なら録音や画像を追加する
  4. AIアウトラインで全体を確認する
  5. MarkdownやDOCXで、別の場所へ書き出す

会議メモ、読書メモ、記事の構成、旅行の計画など、後から文章にしたいものから始めると、無限キャンバスと文書機能の役割の違いが分かりやすいです。

Prodrafts 5.0は、無限キャンバスをやめて普通の文書アプリになったわけではありません。自由に書き始められる場所に、整理して読み返し、共有するための道具が増えたアップデートです。

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